一つ、9月の頭痛は危ないやつ。寒暖差が10度以上になると血管の収縮によって脳血管疾患であるいわゆる脳卒中の発生が多くみられるようになる。確かにそのとおりで風呂場やトイレで発作を起こすきっかけにもなります。
老人介護施設や救急車に乗る人は実感があるでしょう。
血圧計ってみて、いつもより高いなら確かに危ないでしょうね。計れば判るけど計らないね。
一つ、内側の問題とは限らない。 っていう人の意見も確かにそうですよね。
緊張性頭痛だったら頭蓋の外側を覆う帽状筋膜・腱膜などもあるし、頭蓋の外側の血管に問題があることもあるだろうし、後頭神経というのも外側に走っているから事故後の頭痛なんかはそういう神経のいたずらもあり得ますよね。
一つ、肩こりからくる頭痛もあるからマッサージや整体を紹介する人もある。
きっと優しい気持ちからなんですけれど。危ないこともありますから。
私の家族だった場合に置き換えるとこう考えます。 吐き戻したリしてないか?ものがちゃんといつもとおりに見えているか?視線はこちらと合うか?ちゃんと歩けるか?喋れるか?から始まって 血圧計ったか聞きます。いつもと比べて高いか低いか?過去にも同様なものがあったか?事故や転落などの経験。痛む直前の飲食。
まず、ズキズキは心臓の拍動と一致する痛みか尋ねる。Yes→編頭痛の可能性を疑う。
No→絞られる感じの痛み方なら緊張性の頭痛と疑う。
痛すぎてどっちかわからないものは群発性頭痛という奴かもと疑う。
踏ん張るとか、怒責で痛むかどうか試して貰う。脳圧が高まるときって危ないやつです。
基本的に命に係わる危険なものから消去法です。
で、次は、後頭部から、上に向かって、指で押して頭痛が消えるか見ます。
根っこと枝先の2点を同時にする。これで抑制されれば後頭神経によるものと推測します。
あと 頭皮を爪先で摘まむことを広範囲で繰り返して、結果痛みが抑制されるか見ますね。皮膚の由来か判ります。
首回りや肩の張りやコリ感が著しいか調べます。張るならば筋肉を揉み込むことはしないで
関節の微調整で張りが即時解消するかみます。関節の機能不全からのスパズムの原因を取る。
揉むと、一瞬脳圧が高まりリスキーだからです。簡単に揉むと、血栓が飛んで、梗塞のリスクも与えかねないので。
これらのことを見ますが、最後に動作をさせてみます。
掌についた砂を強くパーの様に開いて腕を伸ばして払い落とす動作が左右同時に同様にできるか?
椅子に座り、両足首の膝先のけりだし動作で足関節の背屈動作が左右そろってできるか?
そして、ここ最近 突然肩が上がらなくなって、少したって 突然その症状が消えたことの経験が無かったか?を聞きます。
手や足の痺れ感が上肢は外側に、下肢は内側に出てはいないか?
これらが動作の差や経験していたら、微小出血など隠れ脳内アクシデントの症状を疑い即時病院に紹介します。
最後の ぱっぱ動作、上下肢の逆転違和感、変な40肩様症状の抜け は、教科書には出ていませんが、研修していた先で、難治性治療のドクターから臨床での見分け方として教わったものです。
神経の抑制2点法や臨床医の経験的診断法は見分けるために役立っています。
で、クイズの答えです。
『危ないやつだと怖いから、 一週間後に病院に行ってきます。』これが正解でした~~
良いこの皆は真似をしないようにねー と言いたい。
覚えておくべき今日の格言==『脳と心臓は待った無し!命落としちゃうこともある。』
ご注意:この物語はフィクションです。登場する人物 団体 名称 出来事等は架空であり実在のものとは関係ありません。
尚 考え方、スクリーニング、検査法などは実在します。
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