昨日2017.10.01 広島で学術発表して来ました。
全国から発表者が一同に会したのですが、内容が実に面白いものばかりでした。
笑顔が関節機能に与える影響の研究例などもあり、着眼点も素晴らしかったです。
私は、腰の腰仙関節の後方滑り運動がハムストリングに与える影響についてを発表して来ました。
8割がこの腰をクイッと自身でも出来る動作で下半身の後面の筋肉は緩み、足を上に上げやすくなり、または、前屈がしやすくなります。
しかも一瞬で成ります。
そして、私が目の前の体験してくれた方からのフィードバックの末得られた、共通する「20度以上の関節角度変化が起こると、被験者は、”随分変わった、楽になった!”と自覚する」というものは、
関節運動学の大御所学会が教える数値と同じだという事を知りました。
この【大関節20度の変化】は、今後治療をして行く上で確かな1つの指針となります。
反対に、変化の少なかった2割から見て取れたものは、腰仙関節では無い別な関節に痛み症状を持つ人だという事が共通事項であり、この痛みストレスを持つ人は同じ事をしても関節が変化する率は下がるか、又は変化無しとなる。
更には、腰仙関節の後方滑り運動が適さない人で、前方滑りに反応する人かもしれない事を示唆していて、これも、
「後方滑り適応者が7〜8割、前方滑り適応者が2〜3割」という、教えと合致したものとなりました。
ただ、今回は後方滑りを焦点とした研究の為、前方滑りで適応するかは試さずにおきました。
今回 私の先生が なぜあれ程ハッキリと断言に自信を持っているのか、 ”するべきでは無い”と教えているものに対する絶対的自信を有すのは何故なのか 理解しました。
客観的に検証し続けて来た結果の判断だからなのだという事が身に沁みるように感得出来ました。
発表後、隣席の人から、
“よくあれだけ細かくまでまとめましたね〜”
と感想を貰いました。
「協力してくれた方がいるのですよ、その人のおかげなんです。私はあれだけのものを作る技術はありません。」 と。
これで(レジュメには)名も無き協力者と2人の発表は静かに讃えられました。
AMSさん、ありがとう。
写真は第1回学術発表会の会場となった広島市男女共同参画推進センター。
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